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<統一地方選>「平和」と「カープ」も対立軸に…広島市長選

 政令市長選で最も立候補者が多い広島市。「与野党対決」「自民分裂」……いくつかのキーワードがあるが、「平和」と「カープ」という広島特有の対立軸も浮上した。

 告示日の3月25日。4候補全員が市の中心部にある平和記念公園の原爆慰霊碑に献花し、黙とうをささげた。広島の選挙の恒例行事だが、スタンスはかなり異なる。

 核兵器廃絶をうたう「平和市長会議」会長である現職の秋葉忠利氏(64)は、2期8年の間に加盟都市を3倍以上の1573に増やし、国内外で原爆展を展開する。

 市長選まで2カ月となった2月6日、広島が拠点の被爆者の主要7団体が市役所を訪れ、秋葉氏に出馬を促した。社民系、共産系、在日韓国・朝鮮人などの団体で構成しており、市長選での意思表示は初。広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長は「彼じゃないと被爆者はまとまらない」と3選を期待する。

 前自民党参院議員の柏村武昭氏(63)は「日本会議国会議員懇談会」に所属した。首相の靖国参拝に賛同したり、皇室典範改正に反対する活動をしてきた生粋の保守派。だが、支持者から「あえて花火に火をつけるな」との忠告を受けており、選挙戦では保守色を出すのは控える。山本和郎後援会長は「外交は一義的には国がやるべきだ」と強調する。

 広島市議会の自民党は8会派に分裂。元自民党幹事長の野中広務氏は今回も秋葉氏に「檄文(げきぶん)」を送った。こうしたねじれがすんなり「保革対決」という構図にならない複雑さを生む。大原邦夫氏(57)は「核廃絶は当然だが、行政向上が最も大切」と平和偏重に批判的な立場を取る。

 平和記念公園の「原爆ドーム」から北に約100メートル。プロ野球・広島東洋カープが本拠地にする広島市民球場がある。

 「75年の初優勝は広島の心を一つにした」と、市民は口をそろえる。シンボルは開場から半世紀で老朽化が著しい。新球場建設はすでに決まったが、市長選ではその新シンボルの形態が争点となっている。

 応援歌「痛快! 赤ヘル音頭」を吹き込むほどの熱狂的なカープファンの柏村氏は、ドーム化を公約に掲げる。「家族よりカープの自分たちは、政党よりカープ愛。世界に誇るドーム球場を造ってほしい」。全国広島東洋カープ私設応援団連盟の新藤邦憲会長は柏村氏を熱烈に支援する。

 秋葉氏も開閉型屋根を訴えてはいるが、ドーム化には慎重だ。支援組織「みこし連」の代表世話人、河野美代子さんは「カープは貧乏球団だから、本当は使用料が高くなると困るんです」と真意を代弁した。【田中博子、田所柳子】

(2007年04月02日 18時30分 毎日新聞ウェブ版)

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